伝えるということ21

社会人生活が始まりました。

 

アルバイトも大してしたことがない、

19歳の女の子です。

 

働き始めて数日で、

 

自分がいかに、

何もできなくて、

何も知らなくて、

世の中のことをわかっていなかったのか、

痛感しました。

 

みんなが当たり前にできることが

何一つできませんでした。

 

毎日恥ずかしくて死にそうです。

 

学んだことを整理することができなくて、

言われた通りやってるつもりなのに、

全然うまくいきません。

 

店長、次長、先輩社員、パートさんまで

みんな仕事を教えてくれますが、

それぞれ方法が違っていて、

どれを基準にしたら良いかわかりません。

 

質問しようにも、

どこが問題なのかもわかりません。

 

もう、パニックでした。

 

一つ一つの作業に対して

これでいいのかな?と不安に思うから、

どれも時間がかかります。

 

強面の上司からも、

 

『お前も辛いだろうけどなぁ

お前を使わなきゃならない

俺の辛さがわかるか?

わかるわけないよな笑』

 

なんて、笑いながらよくけなされていました。

 

上司は厳しい人でしたが、

いうことはいつも筋が通っていて、

 

社員とのコミュニケーションや

報連相を大切にしていて、

なんと同じ店舗で働く社員全員と

交換日記をしていました。

 

カリスマ性のあるステキな店長でした。

 

失敗ばかりを繰り返していた私は

もう、行きたくない(><)

辞めてしまいたいー!と思っていましたが、

 

弟もまだ高校生だし、

せっかく少しは母を楽にしてあげられると思って就職したのだからと

 

泣き出しそうな心を抱えて、

一応毎日会社に行っていました。

 

 

 

会議でいつも店長がこう言います。

 

赤字は悪です!

赤字なら、その売り場は

最初から存在しない方が良いということになります。

私たちは利益を上げるから、

給料が入りご飯が食べられるのです。

 

毎朝、出勤時に、

担当している売り場の売り上げ金額をチェックするのが決まりでした。

 

うわぁー!!

私の売り場、全然利益が上がってない💦

 

これしろあれしろと言われるからそうしたいのに

全然間に合っていかない(><)

どうしたらいいんだろう。

 

私じゃなければきっとできるんだろうな。

達成するんだろうな。

私だからダメなんだ。

情けない〜〜💦💦

 

でも、

全然役に立っていない社員だったのに、

毎月ちゃんとお給料は振り込まれました。

 

店長があんな風にいうものだから、

とてもとても罪悪感を感じました。

 

給料泥棒とは私のことですー!

。゚(゚´Д`゚)゚。ごめんなさいー

 

すっかり自信をなくして、

心はとっても小さくなっていきました。

 

 

つづく