境界線

一週間前に、とてもかわいい女の子女性と出会いました。

 

かわいい

というより

目鼻立ちがはっきりとした美人さん。

 

控えめで、それでいて芯が強い、

そして向上心の塊のような、

ややストイックな彼女。

 

独立心旺盛で、

でも少し繊細な、

はにかむような笑顔が印象的な方でした。

 

彼女はクォーターでした。

多分みんな一目でわかるくらい

外見に現れていました。

 

そんな彼女に、ある男性が言いました。

 

『鼻が高いですね。

純粋な日本人じゃないんですか?』

 

・・・

 

彼女は笑みを浮かべながら

「あー・・はい。」 とだけ言いました。

 

私の中では言いようのない

怒りがこみ上げてきましたが、

 

彼はそれ以上何も言わなかったし、

彼女も話さなかったので、

私も黙っていました。

 

そして一週間後の今日、

彼女と再び会いました。

 

その男性は来られなかったので、

私はなんだかホッとしていました。

 

きっと悪気はないのだと思います。

でも、私はとても腹が立ちました。

 

今日、彼女はその容姿から、

子供の頃苦労してたことを話してくれました。

 

そして歳を重ねていくにつれて

美しく成長した彼女は

 

時に好奇の目にさらされつつも

人の目が

羨望の眼差しに反転すること目の当たりにしました。

 

彼女の目には

人間がどのように見えているのだろう。

 

人は何を見ることができたら

傷つかずに済むのかな。

傷つけずに済むのかな。

 

他人の心を自分の心のように感じたい。

境界線のない世界をつくりたい。

境界線があるこの世界を

出会える喜びで感じたい。

 

そう、強く感じた日でした^ ^