あなたは自分のことが好きですか? ~絶対的な自己肯定感をもつ為には~⑥

さて、どうしたのものか。

 

 

 

わたしは探すことをやめて、目の前のことに集中しようと思いました。

 

 

考えることをやめようと思いました。

 

考えるから辛くなるんだ。

 

だから、もうやめよう。

 

 

 

 

わたしに求められることに、一つ一つ丁寧に応えていく。

 

わたしを頼ってくれる、職場や友人家族がいるだけでも、幸せじゃないか。

 

それを見つめて生きていくしかないよ。

 

 

 

仕事を頑張ろう。

 

目の前の人を大切にしよう。

 

自分の過去を呪うこの気持ちはなんとか封印しよう。

 

今までだってそうしてきたんだし、

なんとかなるはず。

 

なんとか。。

 

 

 

 

 

その頃わたしは

誰にもこの辛さを話すことができなくて、

(とくに性的虐待のことを誰にも話せなかったから)

 

 

信頼する母親にも話せなくて、

 

自分でなんとかするしかないと

思っていて、

 

 

誰にもわかってもらえないなら

1人でいたいと思って

 

 

そして誰にも迷惑をかけず、

悲しい気持ちにさせずに、

1人で立ち直りたいと願って、

 

 

1人の空間を得ることを選択しました。

 

 

これで、

無愛想にしていても

喋らなくても

自分との会話に没頭していても

 

 

誰も気に留めない。

気にしなくて良いんだ。

 

ふー

そう思うとホッとしました。

 

 

 

誰かに合わせる必要もなく、

周りに流されなくて済むので、

 

自分が何を考えているのか?

自分の思考、気持、感情を

理解しやすくなりました。

 

でも、自分を追い込むことにもなりました。

 

 

 

苦しいなぁ。。

 

でも、誰かを不幸にはしてないはずだね。

 

 

そんなふうに感じてたと思います。

 

 

 

 

そんな頃、長年勤めていた会社で、

 

バタバタと3人同時期に退職しました。

 

困ったことに、そのしわ寄せは見事にわたしにきました。

 

 

 

 

仕事だけは、裏切らないと思って

がんばってやってきたけど、

 

誰もいない会社で、深夜残業が続いた時に、

 

ふと、身も心もボロボロになっている自分に気がつきました。

 

 

 

 

 

わたし、なんでこんなに頑張ってるんだろう。。

 

 

 

わたしまだ、何もしてない。

 

やりたいこともやってないし。

 

心から好きな人とも出会ってない。

 

女性に生まれたんだもの。

子供だって産みたい。

 

命のリレーをつづけたい。

 

 

やっぱり、絆を感じたい!

 

 

 

じゃあ、このままでいいの?

 

わたしの人生、

本当にこれでいいの?

 

誰かや、何かの為に、頑張りつづけても、

 

誰も責任なんてとってくれるはずないのに。

 

 

 

 

さあ、どうする?

 

 

 

 

今思えば、

考えないように生きていこうと思っていた私に考えさせてくれる出来事でした。

 

 

 

 

 

 

家に帰り、

 

いつものように、ベッドに倒れこんで、

 

今頃、母は何をしているかなと、頭をよぎりました。

 

 

あぁ、何もかも話してしまいたいな。

 

だれか、わたしが幸せになる為に

 

わたしの人生のこと

 

本気でわたしの立場にたって

 

考えてくれる人いないのかな。

 

 

 

そんな人居るわけないか。

 

 

 

 

いつの間にか出ていた

 

涙をぬぐいながら眠りにつきました。

 

 

 

つづく