2018-10-13から1日間の記事一覧
そして、私は仮病を使い始めます。 最初は 便秘でちょっとお腹が痛いのを オーバーに母に伝えてみるという方法をとりました。 「どんな風に痛いの? ちくちく?それともズキズキ?」 うそをついている罪悪感から 今度は胸が苦しくなり涙が出そうになります。…
私は、絶交されてももういいや! はるちゃんの要求に応えられなかったけど、 私は所詮そんな存在なんだ。 仕方ない。もういいや。 その頃から薄々、 彼女のご両親が不仲で、 寂しい思いをしていて、 それで情緒不安定なのだと気付いていました。 だから試し…
ある日、 雪がたくさん降ったとても寒い日のこと、 2人でピアノ教室に行きました。 先生のお庭が綺麗な氷の世界。 中には葉っぱの形の氷が出来ていたり、 大きなつららもありました。 はるちゃんが、 「あれも、これも、綺麗ね!」 はしゃぎながら嬉しそう…
“はるちゃん” はるちゃんは私のことを 苗字の一文字をとって “がっちゃん”と呼んでました。 私はそれが嫌だったけど、 「なっちゃんはもういるから、 私がっちゃんって呼ぶね!」 ある日そう決められて、 グループの子たちも “がっちゃん”と呼びました。 な…
なんか、嫌な事ばっかり。 楽しい事ないかなー お風呂あがりに、 母と弟と遊ぶ時間は大好きな時間でした。 三歳下の弟は 手足の長い痩せぽっちの子猿みたいで 遊びの名人で友達作りも上手で 喜怒哀楽がはっきりした とても可愛い男の子でした。 私は弟を見て…
小学校は幼稚園時代より、もっと人数が多くて、もっと広くて歩いて通わなくちゃいけなくて心細く感じました。 何をするのも周りを見てゆっくり判断していたから、行動は遅かったけれど、 でも勉強は好きでした。 私の隣の席になったのは “のなかくん”という…
幼稚園にはいろんな人たちがいました。 園長先生はちょっと怖かったです。 保育士さんたちは それぞれ個性があったけど みんな優しかった。 香水かお化粧品がちょっとくさいなぁと思う人もいました。 子供達は、大人とは違って、 何をしてくるかわからないか…