伝えるということ19
運が良かったのか、一つ目に選んだ会社に合格しました。
進学校の準特進クラスにいた私は、
進路も決まったことで、のほほんとしていました。
でもみんなはまだ受験勉強の真っ只中。
ピリピリした空気で
ひたすら目立たぬように過ごしていました。
勉強もほどほど、
手を抜き過ぎずやり過ぎず、
ほぼ100%大学に進学する生徒達。
就職することは数人の仲が良い子にしか伝えませんでした。
卒業までの時間をひたすら穏やかに過ごしたいと願っていました🌸
高校三年のある日、
担任の英語の先生の授業の時、
課題をやってきてない人があまりに多く、
先生が烈火のごとく怒り出したことがありました。
あらまー
みんな受験勉強に必死で、
課題は後回しにしてしまったのかな?
まあ、私には関係ないけど。。
大人しくしておこう。
それにしても
今回課題をしていて良かったなぁ
バレないように居眠りしてやり過ごそうとした時でした。
『お前ら授業をなめているだろう!!』
『○○(私の名前)を見てみろ!』
ぱち!(´⊙ω⊙`)!!
はっ
なに?!
なんで呼ばれたの私?!!
『彼女はなぁ、進学しないで就職するって決まったんだよ!
そんな○○がちゃんと課題してきてるっていうのにおまえらはなんだ!ふざけてんのか!!』
うわっ
うそっ
勘弁してよ!
私に注目させてどうするのよ
そんなんでみんなが課題やると思ってんの?!
いやいや、本当に!
ふざけてんはおまえだー!!
と、心の中で叫ぶので精一杯でした。。笑
どっと疲れた授業が終わり、
私これからどんな目で見られるのかな
トホホ
と、心配してましたが、
クラスのみんなは優しく、
千ちゃんえらい目にあったねー( ̄▽ ̄)
寝てたのに起きたよね笑
あれウケたわー
なんて声をかけてきて、
どちらかというと同情してくれて、
みんな大人なんだなぁと
深くふれないでいてくれる優しさを知りました。
つづく